力学

単振動の最大の速さで ω で割る

問題

振幅 A、角振動数 ω で単振動している物体の、速さの最大値 v を求めよ。

ありがちな答えv=Aω

答えの単位で検算する

手順1 求めたい量の単位を確かめる

求めたいのは速度 v。単位は ms。

使える量の単位:

手順2 答えの右辺に単位を当てはめる

数字の係数(2、12、π など)は単位をもたないので無視します。

[Aω] =mrads=m·s × 不一致
手順3 比べる

求めたい量は ms なのに、答えの単位が合いません。この答えはどこかが間違っています。

どこで間違えやすいか

x = A sin ωt を時間で微分すると ω が前に出てくる(かけ算)。Aω の単位は m·s で、速さではない。

正しい答え

正しい答えv=Aω
[Aω] =m·rads=ms ○ 一致

単位が ms になり、求めたい量と一致しました。

単位が合っても、答えが正しいとは限りません(係数や sin・cos の間違いは見つけられません)。ただ、単位が合わなければ必ず間違いなので、見直す場所を絞り込めます。

単振動・振り子のほかのミス

単振動・振り子の検算のコツ

周期 T(s)と角振動数 ω(1s)は逆数の関係。km や gl は ω の形で、周期はその逆数に 2π をかけたものです。微分すると ω がかけ算で前に出てきます。

→ 単振動・振り子のミスをまとめて見る

→ 速度の単位の意味を調べる → 検算のやり方