力学高校物理・化学で出てくる
ばね定数の単位 の意味|基本単位で表すと
次元 [M T⁻²]
検算のポイント
答えがばね定数なら、右辺の単位は (= ) になっているはず。ならなければ、どこかが間違っています。
このページでわかること
- ばね定数を言葉でどう言い表すか
- その言葉を単位に置き換えると、なぜ になるのか
ばね定数とは? 言葉で意味をつかむ
ばね定数とは ばねを 1 m 伸ばすのに必要な力。ばねの硬さ。
言葉の式
ばね定数 = ばねを引く力 ÷ ばねの伸び
言葉の式に出てくるそれぞれの言葉は、すでに単位がわかっている量です。言葉を単位に置き換えてみましょう。
[ばね定数]
言葉の通りに単位を並べるだけで、 が出てきました。
よくある誤解:ばね定数に単位はない?
「定数」という名前ですが、ただの数ではありません。ばね定数には という単位があります。もし単位がなかったら、ばね振り子の周期 の右辺は になり、時間の単位 s になりません。単位がないのは、摩擦係数 μ や屈折率 n のような「同じ種類の量の比」です。
「定数」という名前ですが、ただの数ではありません。ばね定数には という単位があります。もし単位がなかったら、ばね振り子の周期 の右辺は になり、時間の単位 s になりません。単位がないのは、摩擦係数 μ や屈折率 n のような「同じ種類の量の比」です。
基本単位までたどる
言葉の式に出てきた量も、さらに言葉の式で分解できます。速度 → 加速度 → 力 → ばね定数 の順にたどると、すべて基本単位(m・kg・s・A・K・mol・cd)だけで表せます。
前提:速度・加速度・力の単位(知っていれば飛ばしてOK)
よくある間違い:同じ単位でも別の量
次の量は ばね定数 と次元 [M T⁻²] が同じです。単位が一致しても意味が違うことがあるので、検算のときは「何を表す量か」も確かめましょう。
ばね定数が出てくる公式
まとめ
- ばね定数とは、ばねを 1 m 伸ばすのに必要な力。ばねの硬さ。
- 言葉の式 ばね定数 = ばねを引く力 ÷ ばねの伸び を単位に置き換えると 。
- 基本単位だけで書くと 。
練習問題:分子と分母を見きわめる
問題文には単位が書いてあります。計算はしなくてかまいません。どの単位が分子(上)に、どの単位が分母(下)に来るかだけを考えて選んでください。
問1ばね定数は「ばねを引く力 ÷ ばねの伸び」で求められます。「ばねを引く力」[]、「ばねの伸び」[] のとき、ばね定数の単位はどれ?
答えと解説
正解:C
かける量(ばねを引く力)の単位が分子、割る量(ばねの伸び)の単位が分母に来ます。まとめると 。
問2弾性エネルギー を使います。U 「エネルギー・仕事・熱量」[]、x 「長さ」[] のとき、ばね定数 k の単位はどれ?
答えと解説
正解:A
式を k について解くと 。分子・分母にそれぞれの単位を入れると = 。
問3ばね定数 = ばねを引く力 ÷ ばねの伸び です。「ばね定数」[]、「ばねの伸び」[] のとき、「ばねを引く力」の単位はどれ?
答えと解説
正解:D
言葉の式を「ばねを引く力」について解き直すと「ばねを引く力 = ばね定数 × ばねの伸び」。単位を入れると = 。