波・光・量子高校物理・化学で出てくる

波数の単位 1m の意味を言葉から理解する

1m
次元 [L⁻¹]
検算のポイント

答えが波数なら、右辺の単位は 1m になっているはず。ならなければ、どこかが間違っています。

このページでわかること
  • 波数を言葉でどう言い表すか
  • その言葉を単位に置き換えると、なぜ 1m になるのか

波数とは? 言葉で意味をつかむ

波数とは 波が 1 m 進む間に、位相が何ラジアン進むか。1 m あたりに入っている波の数の 2π 倍。

言葉の式
波数 = 進んだ位相(ラジアン) ÷ 波が進んだ距離

言葉の式に出てくるそれぞれの言葉は、すでに単位がわかっている量です。言葉を単位に置き換えてみましょう。

言葉何の量か単位
進んだ位相(ラジアン)角度(平面角)rad
波が進んだ距離長さm
[波数] =rad÷m
   =1m (rad は次元をもたないので省く)

言葉の通りに単位を並べるだけで、1m が出てきました。

よくある間違い:同じ単位でも別の量

次の量は 波数 と次元 [L⁻¹] が同じです。単位が一致しても意味が違うことがあるので、検算のときは「何を表す量か」も確かめましょう。

波数が出てくる公式

まとめ
  • 波数とは、波が 1 m 進む間に、位相が何ラジアン進むか。1 m あたりに入っている波の数の 2π 倍。
  • 言葉の式 波数 = 進んだ位相(ラジアン) ÷ 波が進んだ距離 を単位に置き換えると 1m。

練習問題:分子と分母を見きわめる

問題文には単位が書いてあります。計算はしなくてかまいません。どの単位が分子(上)に、どの単位が分母(下)に来るかだけを考えて選んでください。

問1波数は「進んだ位相(ラジアン) ÷ 波が進んだ距離」で求められます。「進んだ位相(ラジアン)」[rad]、「波が進んだ距離」[m] のとき、波数の単位はどれ?

答えと解説

正解:D radm

かける量(進んだ位相(ラジアン))の単位が分子、割る量(波が進んだ距離)の単位が分母に来ます。まとめると radm = 1m。

問2波数 = 進んだ位相(ラジアン) ÷ 波が進んだ距離 です。「波数」[1m]、「波が進んだ距離」[m] のとき、「進んだ位相(ラジアン)」の単位はどれ?

答えと解説

正解:B 1m·m

言葉の式を「進んだ位相(ラジアン)」について解き直すと「進んだ位相(ラジアン) = 波数 × 波が進んだ距離」。単位を入れると 1m·m = 1 = rad。

問3波数 = 進んだ位相(ラジアン) ÷ 波が進んだ距離 です。「波数」[1m]、「進んだ位相(ラジアン)」[rad] のとき、「波が進んだ距離」の単位はどれ?

答えと解説

正解:D rad1m

言葉の式を「波が進んだ距離」について解き直すと「波が進んだ距離 = 進んだ位相(ラジアン) ÷ 波数」。単位を入れると rad1m = m·rad = m。