力学難関大の二次試験で出てくる

線密度(弦・ひも)の単位 kgm の意味を言葉から理解する

kgm
次元 [M L⁻¹]
検算のポイント

答えが線密度(弦・ひも)なら、右辺の単位は kgm になっているはず。ならなければ、どこかが間違っています。

このページでわかること
  • 線密度(弦・ひも)を言葉でどう言い表すか
  • その言葉を単位に置き換えると、なぜ kgm になるのか

線密度(弦・ひも)とは? 言葉で意味をつかむ

線密度(弦・ひも)とは 長さ 1 m あたりの質量。

言葉の式
線密度(弦・ひも) = 弦の質量 ÷ 弦の長さ

言葉の式に出てくるそれぞれの言葉は、すでに単位がわかっている量です。言葉を単位に置き換えてみましょう。

言葉何の量か単位
弦の質量質量kg
弦の長さ長さm
[線密度(弦・ひも)] =kg÷m
   =kgm

言葉の通りに単位を並べるだけで、kgm が出てきました。

よくある間違い:同じ単位でも別の量

次の量は 線密度(弦・ひも) と次元 [M L⁻¹] が同じです。単位が一致しても意味が違うことがあるので、検算のときは「何を表す量か」も確かめましょう。

線密度(弦・ひも)が出てくる公式

まとめ
  • 線密度(弦・ひも)とは、長さ 1 m あたりの質量。
  • 言葉の式 線密度(弦・ひも) = 弦の質量 ÷ 弦の長さ を単位に置き換えると kgm。

練習問題:分子と分母を見きわめる

問題文には単位が書いてあります。計算はしなくてかまいません。どの単位が分子(上)に、どの単位が分母(下)に来るかだけを考えて選んでください。

問1線密度(弦・ひも)は「弦の質量 ÷ 弦の長さ」で求められます。「弦の質量」[kg]、「弦の長さ」[m] のとき、線密度(弦・ひも)の単位はどれ?

答えと解説

正解:D kgm

かける量(弦の質量)の単位が分子、割る量(弦の長さ)の単位が分母に来ます。まとめると kgm。

問2弦を伝わる波の速さ v=Tρ を使います。v 「速度」[ms]、T 「力」[N] のとき、線密度(弦・ひも) ρ の単位はどれ?

答えと解説

正解:B N(ms)2

式を ρ について解くと ρ=Tv2。分子・分母にそれぞれの単位を入れると N(ms)2 = s2·Nm2 = kgm。

問3線密度(弦・ひも) = 弦の質量 ÷ 弦の長さ です。「線密度(弦・ひも)」[kgm]、「弦の長さ」[m] のとき、「弦の質量」の単位はどれ?

答えと解説

正解:A kgm·m

言葉の式を「弦の質量」について解き直すと「弦の質量 = 線密度(弦・ひも) × 弦の長さ」。単位を入れると kgm·m = kg。