プランク定数の単位 J·s の意味|基本単位で表すと
答えがプランク定数なら、右辺の単位は (= ) になっているはず。ならなければ、どこかが間違っています。
- プランク定数を言葉でどう言い表すか
- その言葉を単位に置き換えると、なぜ J·s になるのか
プランク定数とは? 言葉で意味をつかむ
プランク定数とは 光子のエネルギーと振動数を結ぶ定数。振動数 1 Hz あたりの光子のエネルギー。
言葉の式に出てくるそれぞれの言葉は、すでに単位がわかっている量です。言葉を単位に置き換えてみましょう。
| 言葉 | 何の量か | 単位 |
|---|---|---|
| 光子のエネルギー | エネルギー・仕事・熱量 | |
| 光の振動数 | 振動数・周波数 |
言葉の通りに単位を並べるだけで、 が出てきました。
基本単位までたどる
言葉の式に出てきた量も、さらに言葉の式で分解できます。速度 → 加速度 → 力 → エネルギー・仕事・熱量 → 振動数・周波数 → プランク定数 の順にたどると、すべて基本単位(m・kg・s・A・K・mol・cd)だけで表せます。
前提:速度・加速度・力・エネルギー・仕事・熱量の単位(知っていれば飛ばしてOK)
よくある間違い:同じ単位でも別の量
次の量は プランク定数 と次元 [M L² T⁻¹] が同じです。単位が一致しても意味が違うことがあるので、検算のときは「何を表す量か」も確かめましょう。
- 角運動量()— 回転の勢い。回転軸からの距離と運動量の積。
プランク定数が出てくる公式
- プランク定数とは、光子のエネルギーと振動数を結ぶ定数。振動数 1 Hz あたりの光子のエネルギー。
- 言葉の式 プランク定数 = 光子のエネルギー ÷ 光の振動数 を単位に置き換えると 。
- 基本単位だけで書くと 。
練習問題:分子と分母を見きわめる
問題文には単位が書いてあります。計算はしなくてかまいません。どの単位が分子(上)に、どの単位が分母(下)に来るかだけを考えて選んでください。
問1プランク定数は「光子のエネルギー ÷ 光の振動数」で求められます。「光子のエネルギー」[]、「光の振動数」[] のとき、プランク定数の単位はどれ?
答えと解説
正解:C
かける量(光子のエネルギー)の単位が分子、割る量(光の振動数)の単位が分母に来ます。まとめると = 。
問2ド・ブロイ波長 を使います。λ 「長さ」[]、p 「運動量」[] のとき、プランク定数 h の単位はどれ?
答えと解説
正解:C
式を h について解くと 。分子・分母にそれぞれの単位を入れると = = 。
問3プランク定数 = 光子のエネルギー ÷ 光の振動数 です。「プランク定数」[]、「光の振動数」[] のとき、「光子のエネルギー」の単位はどれ?
答えと解説
正解:B
言葉の式を「光子のエネルギー」について解き直すと「光子のエネルギー = プランク定数 × 光の振動数」。単位を入れると = = 。