誘電率の単位 の意味|基本単位で表すと
答えが誘電率なら、右辺の単位は (= ) になっているはず。ならなければ、どこかが間違っています。
- 誘電率を言葉でどう言い表すか
- その言葉を単位に置き換えると、なぜ になるのか
誘電率とは? 言葉で意味をつかむ
誘電率とは 物質が電荷をどれだけためやすくするか。極板の面積 1 m²・間隔 1 m あたりの静電容量。
言葉の式に出てくるそれぞれの言葉は、すでに単位がわかっている量です。言葉を単位に置き換えてみましょう。
言葉の通りに単位を並べるだけで、 が出てきました。
基本単位までたどる
言葉の式に出てきた量も、さらに言葉の式で分解できます。電荷(電気量) → 速度 → 加速度 → 力 → エネルギー・仕事・熱量 → 電圧・電位 → 静電容量 → 面積 → 誘電率 の順にたどると、すべて基本単位(m・kg・s・A・K・mol・cd)だけで表せます。
前提:電荷(電気量)・速度・加速度・力・エネルギー・仕事・熱量・面積の単位(知っていれば飛ばしてOK)
よくある間違い:同じ単位でも別の量
次の量は 誘電率 と次元 [M⁻¹ L⁻³ T⁴ I²] が同じです。単位が一致しても意味が違うことがあるので、検算のときは「何を表す量か」も確かめましょう。
- 単位長さあたりの静電容量()— 長さ 1 m あたりの静電容量。
誘電率が出てくる公式
- クーロン定数と真空の誘電率:
- 平行板コンデンサーの静電容量:
- 光速と真空の誘電率・透磁率:
- 直線電荷のつくる電場:
- 広い平面の電荷のつくる電場:
- 一様に帯電した球の内部の電場:
- 電場のエネルギー密度:
- 電束密度と電場:
- 誘電率とは、物質が電荷をどれだけためやすくするか。極板の面積 1 m²・間隔 1 m あたりの静電容量。
- 言葉の式 誘電率 = コンデンサーの静電容量 × 極板の間隔 ÷ 極板の面積 を単位に置き換えると 。
- 基本単位だけで書くと 。
練習問題:分子と分母を見きわめる
問題文には単位が書いてあります。計算はしなくてかまいません。どの単位が分子(上)に、どの単位が分母(下)に来るかだけを考えて選んでください。
問1誘電率は「コンデンサーの静電容量 × 極板の間隔 ÷ 極板の面積」で求められます。「コンデンサーの静電容量」[]、「極板の間隔」[]、「極板の面積」[] のとき、誘電率の単位はどれ?
答えと解説
正解:C
かける量(コンデンサーの静電容量・極板の間隔)の単位が分子、割る量(極板の面積)の単位が分母に来ます。まとめると = 。
問2光速と真空の誘電率・透磁率 を使います。c 「速度」[]、μ₀ 「透磁率」[] のとき、誘電率 ε₀ の単位はどれ?
答えと解説
正解:B
式を ε₀ について解くと 。分子・分母にそれぞれの単位を入れると = = 。
問3誘電率 = コンデンサーの静電容量 × 極板の間隔 ÷ 極板の面積 です。「誘電率」[]、「極板の間隔」[]、「極板の面積」[] のとき、「コンデンサーの静電容量」の単位はどれ?
答えと解説
正解:A
言葉の式を「コンデンサーの静電容量」について解き直すと「コンデンサーの静電容量 = 誘電率 × 極板の面積 ÷ 極板の間隔」。単位を入れると = 。